10月21日の真夜中から、22日の明け方にかけて、空の一定方向(放射点)から、たくさんの流れ星が出現します。ただし月齢は19で、放射点付近に明るい月があるので、観測条件はよくありません。見ることができる流星数はあまり多くなく、1時間あたり5~10個程度でしょう。
図は、10月21日23時の八王子市の様子です。
流星は放射点から四方八方に流れ、光り輝きます。
放射点だけを見ていると、流れる瞬間を見落として視線が追いつかなかったり、放射点から少し離れたところから光輝くものを見落としたりします。
放射点を見るよりも、雲がなく、月や街灯などの明かりのない方向を見ると良いです。
お勧めは、仰向きに寝転んで真上(天頂)を見ることです。
流れ星は、宇宙空間にあるチリ(ダスト)が、地球の大気に飛び込み摩擦によって光を放つ現象です。
流れ星の多くは散発的なものですが、毎年決まった時期に空の一定方向(放射点)から、たくさんの流れ星が出現することがあります。
これが「流星群」です。彗星が太陽に接近するときに、その公転軌道上にチリの帯を残していきます。
その帯の中を地球が通過することで、チリの群れが地球の大気に飛び込み、流星群が生まれます。
ですから毎年ほぼ同じ時期に、流星群はあるのですね。
今回のオリオン座流星群は、ハレー彗星が母天体です。
出現のピークはなだらかなので、11月7日頃までは観測できる見込みです。
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