「体系数学」対策・「New TREASURE」対策
私立・都立中高一貫校(中学・高校)は、普通の市立中学校などに比べて、学習内容のレベルが高く、カリキュラムの進み方も早いです。そのため、しっかりとした学習習慣が身についていないと、すぐに授業そのものについていけなくなってしまいます。
たとえば数学の単元「関数」は、文科省の学習指導要領では、中1で「比例・反比例」、中2で「一次関数」、中3で「二次関数(原点を通るもの)」、そして高1で「二次関数(原点を通らないもの)」を段階的に少しずつ学びます。それに対して中高一貫校の多くは、中1で「比例・反比例」を学習した後、すぐに「一次関数」を学習します。つまり中1で中2の内容を先取りすることになるのです。そして中2で「二次関数(原点を通るもの)」を学習し、中3から高校内容「二次関数(原点を通らないもの)」に入っていくのです。
このような中高一貫校で使われることの多い「体系数学」は、学習指導要領外の難しい問題も多く載っていて、より深い数学の知識をつけるには、とても良いテキストです。ですが、その反面、基本的な問題は少ないという弱点があります(ページ数には限度がありますから、当然のことではありますが…)。
数学の力をつけるには、基本的な問題を数多く演習することが大切です。しかし数学が好きでない人が、基本的な問題を、自分から積極的に探し出し、たくさん解くでしょうか?
――残念ながら、そんなことは無いため、ちょっとしたつまずきがきっかけとなり、数学が苦手科目になってしまう危険が常にあるのです。
それで塾で補習を受けようとしても、普通の教科書と進度が異なるので、残念ながら集団指導の塾では対応しきれません。そして個別指導塾の多くは、このレベルまでしっかりと指導できる講師が少ないのが現実です。
ガリレオ理数進学塾では、塾長をはじめとした経験豊富な講師が、一人ひとりに合わせて指導いたします。中高一貫校生でも、学校の授業準拠で、授業進度と内容に合わせて学習できます。
もちろん、つまずいているところは、今の学年よりも遡っての学習をしていきますし、先取り学習もご希望に応じて行います(一般的に、少し先取りで進めた方が良いでしょう)。
また高校生の多くの方、特に大学までのエスカレーター式の付属中学・高校生に言えることなのですが、いよいよ切羽詰って駆け込んでこられるケースが多いです。
★高2の2学期に数学Ⅱが19点(赤点)だったA君 →学年末では74点に!
A君は中学生レベルの計算に問題がありました。微分・積分の概念をいくら理解しても、計算がしっかり出来なければ、テストで得点出来ません。「このままでは、確実に留年してしまう……」ので、中2の学習内容から、完全1対1で、一カ月間徹底的に勉強していきました。指導した我々がヘトヘトになるぐらいでしたから、本人は相当大変だったと思います。しかし学年末では74点をとることが出来ました(クラスで2番だったそうで、答案を持つ手が震えたそうです)。
このように「やれば出来る」のですが、わからないことが溜まれば溜まるほど、成績が不振になるほどに、やることが多くなり大変になるのです。早めの対策をお願いいたします。